午前中に野暮用を済ませ、午後、〔レスラー〕 を観に行く。
あのミッキー・ロークが、久しぶりに主演を果たし、評判もいいというので、ずいぶん前から楽しみにしていた映画なのだが、果して良かった。
満身創痍の歳老いたレスラーという、決して魅力的とはいえないこのキャラクターの中に、それでも時折、かつてのロークが漂わせていた “イイ雰囲気” が垣間見えるのが、なによりも嬉しかった。
本編で涙は出なかったけれど、エンドロールで流れるブルース・スプリングスティーンの曲、これがちょっと泣かせる。
*
百年に一度の経済危機の中、ようやくアポイントを取って、商談にこぎつけた客先の担当者の名刺を、ワイシャツのポケットに入れたまま洗濯してしまった。
月曜日にはまた打ち合わせがある。相手の名前はうろ覚え。さあどうする。
胡乱亭、ここ一年半くらいの間で、最大のピンチ。