金曜日の夜。浜松在住の友人が、所用で東京まで出てきているというので、それじゃあ一杯やろうと、仕事を終えてそのまま新宿に出て、飲む。
今夜飲んでいるという話が、仲間うちにそれからそれへと伝わって、懐かしい連中が二人三人と顔を見せ、ちょっとした同窓会になった。
こうなるともう、終電で帰ろうなどという殊勝な気はさらさらなくなり、あちらこちらと飲み歩き、オールナイトで映画を観たりして、久しぶりに徹夜。始発で帰ってくる。
で、本日は、ソファの上に寝っ転がって、ぐずぐずしているうちに日が暮れてしまう。
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オールナイトで観た映画は 〔カイジ 人生逆転ゲーム〕。
酔っぱらっていなければ、まず観ようとは思わない類の作品だが、まあ、たまにはこんなのもいい。
友人の借金の保証人として多額の負債を抱え込んだ青年が、とあるギャンブル大会 (?) に出場させられる。勝てば借金帳消しだが、負けたら大変、というお話。
途中ちょっとウトウトしたが、見開いた目を真っ赤に充血させ、青筋を立てて叫びっぱなしの主人公 (藤原竜也) の気迫に押され、さほど退屈もせず最後まで観られた。