昨日。陽が沈むころ、街の灯りがとてもきれいなヨコハマへ。
恒例の、鈴々舎わか馬の落語会。
僕は縁あって、昨年から顔を出させていただいているだけだが、二ヶ月に一度ずつ開催して、この日で第40回目を迎えるというから、もうずいぶん長い話だ。
一席目は正月らしく、馬鹿馬鹿しくって、ちょいと縁起の良い 〔一目上がり〕 で軽く笑いをとって、二席目は 〔井戸の茶碗〕。これが良かった。
屑屋に売った仏像の中から出てきた五十両の小判が巻き起こす騒動。
現代の我々の思考からは考えられないような善人ばかりが出てきて、ちょっとこそばゆくなってくる程の噺なのだが、わか馬の、いい意味での軽さがその嫌味をうまく中和して、すっきりと気持ち良く聞ける、とても満足度の高い高座になっていた。
他の客たちもそう感じたようで、その後の、わか馬さんを囲んでの飲み会でも、いつになく話が盛り上がる。
今月三十日の、〔にぎわい座〕 での独演会への期待も高まる、充実したひと時。
お年賀に、手ぬぐいを頂きました \(^▽^)/
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今日はゆっくりと朝寝をして、朝風呂に入り、朝酒を飲みながら、雑煮を食べる。
雑煮は、ひと口大に切って焼いた餅を、とろろ昆布で巻き、出汁をかけただけのシンプルなもの。テレビでやっていたのを真似てみたのだが、あっさりとして美味しい。
胡乱亭、世の流れとは裏腹に、ひとりまだまだ正月気分。