昨夜、オールナイトで観た映画、〔アウトレイジ〕。
金と権力を得て生き残るために殺し合うヤクザたちの姿を、北野武監督らしからぬ騒々しさで描く、暴力映画。
ヤクザを演じた俳優たちの、妙な “素人っぽさ” は、まあ、キタノ流の演出であるとして、その中で、いかにも 『組の若頭』 といったリアルな存在感を示していたのが、三浦友和。
その視線、よく通る低い声、絶妙にたるんだ頬、どっしりと安定感のある立ち姿。ただの二枚目だとばかり思っていたのだが、この人は、いつの間にこんな立派な “映画俳優” になったのだろう。
それとも、これこそが 『世界のキタノ』 の演出力と言うべきなのか。
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たけしの映画をもう少し観たくなって、今日、近所のレンタルショップで 〔みんな~やってるか!〕 のDVDを借りてくる。
この映画を初めて観たときは、大いに憤慨して、「こういう映画を褒めるような人間には決してなるまい」 と思ったものだが、いま観ると、ちょっと面白い。
観ていたら、なんだか中途半端な時間になってしまった。
本当は晩飯にするつもりだった、鮭のホイル焼きで、3時のおやつを兼ねた昼飯。
写真撮ってるうちに、冷めちゃった。