昨日、新宿テアトルにて 〔冷たい熱帯魚〕 を観たのだが…
すごい映画であった。
冒頭から、あれよあれよという間に物語に巻き込まれ、阿鼻叫喚のクライマックスまで一気呵成、観終わったあとは、ただ、絶句するばかり。
1993年に埼玉で実際に起きた殺人事件がベースになっており、エログロの描写も容赦なく、凄絶極まりないが、そこを突き詰めて、突き抜けて、一種の爽快さにまで昇華させている。
内容について、書きたいことは山ほどあるのに、出てくる言葉は結局、「すごい」 のひと言。他に何を書いても、蛇足になってしまいそうだ。
このすごさ、解ってもらうには観ていただくのが一番だが、かといって、万人にお薦めできる作品でもないのが、もどかしいところではある。
*
映画のあとは、東中野の友人宅へ赴き、餃子パーティー。
生地も具も、全部手作り。ちと不格好だが、たくさん作って、たくさん食べた。
いつもの如く、酔って、泊まって、朝帰り。