海に行く。
といっても、泳げない胡乱亭は、海の家でビールばかり飲んでいたのだが。
そのうちに、いい心持ちになってきて、ぎらぎらと太陽の照りつける砂浜をほっつき歩いていたら、顔も手足も真っ赤に焼けてしまった。
ヒリヒリ痛むし、シミは残るしで、いいことなんてひとつもないのだが、後日、職場で 「海に行ったでしょ?」「焼けたねぇ~」 なんて言われると、なんとなく嬉しいような、誇らしいような、得意げな気分になるのは、どうしてだろう。
*
その後、横浜へ場所を移し、〔千房〕 にてお好み焼きを腹一杯食べて、帰る。