自宅から車で三十分ばかり走ったところに、ひまわり畑があって、一般にも開放しているというので、早起きをして、行ってみる。
行ってみて、驚いた。まさかこれほどの規模とは思わなかった。
遊休農地の荒廃化対策として、55万本 (!) ものひまわりが植えられ、それが今、見事に満開を迎えており、その中を、自由に歩き回ることができる。
炎天下ではあるけれど、“畑” なので、アスファルトによる照り返しなどもなく、暑さはそれほど苦にならない。昨日までの蒸し暑さも影をひそめ、からっと晴れて、風も吹き、かえって気持ちがいいくらいだ。
なによりも、太陽に愛されて、力強く咲くひまわりの花を見ていると、元気が出る。
露店なども出ており、もちろんビールも売っていて、今、ここで一杯やれたらどんなに気持ちよかろうと思うのだが、車につき、飲めない。臍を噛みつつ、地元農家による野菜の即売所で、ナスにトマトにキュウリにゴーヤを買って、帰ってくる。