指先や手のひらに、数か所、小さなイボができた。
痛くも痒くもないので、放っておいてもいいのだが、あまり見栄えのいいものでもないので、朝一番で近所の皮膚科に行って聞いてみたところ、
「イボですね」
と言われた。ああ、そうですか。僕もそうじゃないかと思っていました。
先生は、おもむろに、綿棒の先にドライアイスのようなものがついた器具を取り出し、そのイボに押し当ててきた。ちょっと何するの。痛い。痛い。気持ちイイ。
あれよあれよという間に、薬を塗られ、処方箋を渡され、「来週また来て下さい」。
なんでも、凍らせて少しずつ治してゆくんだとかで、しばらく通院が必要とのこと。
面倒くさいことになってしまった。