ゴールデンウィークに入ったので、とりあえず、ぶらっと鎌倉。
「そんなに鎌倉ばかり行って、飽きないのか」 と呆れられそうだが、飽きない。
なにはさておき、先日、倒れてしまった大銀杏の痕を見に、八幡宮へ。
思っていたほどの違和感はなく、むしろ、長い髪を切ってスッキリとしたような印象。
古都悠久の光景は、たかが銀杏の樹一本で変わりはしないということか。
その切り株からは、無数の芽が。
何百年後かに、ふたたび倒れるであろうその日へ向かっての、小さな萌芽。
感慨に浸っていたら、腹が減ってきた。あれこれ考えて 〔ひら乃〕 に行き、串揚げの盛り合わせで、瓶ビールを一本。
旨かったが、ちょっと物足りなかったので、〔納言志るこ店〕 で田舎しるこを食べる。
午前中は雨もパラついたが、午後になってきれいに晴れ上がったので、ぶらぶらと北鎌倉に向かって歩き出したつもりが、途中で道を逸れ、海蔵寺、化粧坂切通し、銭洗弁財天を経て、また小町通りへ戻ってきてしまった。
疲れちゃったので 〔玄〕 に寄って、ゆっくりとコーヒーを飲んでから、帰る。