正月休みの間、家の中で酔っぱらっているばかりなのはよろしくない、すこしは外の空気も吸わにゃあ、ということで、インターネットで調べてみたところ、〔横浜にぎわい座有名会〕 のチケットがまだあるという。よし、これにしよう。
開演は二時からなので、先に、野毛の 〔センターグリル〕 で腹ごしらえ。ポテトサラダで瓶ビールを飲んでから、オムライスとチキンカツをひとつの皿にどっさりと盛った 〔浜ランチ〕。旨い。安い。ありがたい。満腹になって、いざ 〔にぎわい座〕 へ。
全て自由席だというので、早めに行って、すこし並んで、よい席を確保する。
小痴楽 〔真田小僧〕、扇遊 〔天狗裁き〕、小せん 〔黄金の大黒〕 に、猫八の動物ものまね、Wコロンの漫才、北見伸 & スティファニーの奇術、そして、神田松鯉 〔寛永三馬術 出世の春駒〕 と、落語に色物に講談、コンパクトに詰め込んだ福袋のような公演で、パァーッと、二時間半の初笑い。
会場を出ると、笑いで温まった身体に、夕方の冷たい風が心地よく、買い物がてら、桜木町から横浜駅まで、ぶらぶらと歩いて帰る。
途中、夜空に昇った三日月を見あげて、ミセスが 「バナナみたいだね」 という。続けて 「バナナが二本… 三本あるね」 というので、それは老眼だよと、教えておく。