仕事を通じて知り合った、とあるホテルの社長さんから、「ぜひ、奥様と食べに来てください」 と、そのホテルの朝食券を二枚、いただいた。
厚意に甘えるのが胡乱亭の身上。遠慮せず、さっそく伺うことにする。
「ホテルで朝食」 といっても、サラリーマンが出張で使うような、町の小さなビジネスホテルだから、さほど凝った料理が出るわけではないけれど、それも気分の問題で、日曜日の朝から、和洋三十種類ほどのバイキングを選びながら食べるのは、なんとも楽しいものだ。
あとはこれで、モーニングビールでも飲めれば言うことナシなのだが、ま、そうもいかないので、熱いコーヒーでしめて、帰ってくる。
早起きした上に、お腹いっぱい食べたので、家に着いたらやけに眠たくなってきた。
やらなきゃいけない掃除やなんかは “奥様” に任せて、昼寝する。