昨日、某ハンバーガーショップでハンバーガーを食べていたとき、その包み紙に、ふと目がいった。
そこには、こんな注意文が書かれていた。
『お早めにお召し上がりください。中身が熱いことがありますので、やけどにご注意ください。摩擦により衣服等に色がつくことがありますので、こすらないようにしてください。長時間放置すると油がしみ出る恐れがありますので、ご注意ください。』
改行もなく、一気呵成に書き綴ってあるその文言からは、店側の、クレーム回避に向けた必死さがヒシヒシと伝わってきて、なんだか痛ましいほどだ。
それが 「お客さまの為に」 というよりも、自分たちが 「責任をおっかぶされないように・・・」 するためのアナウンスでしかないということが見え透いているから、この種の注意書きには、なんとなくしらけた感情を持ってしまう。
べつに、お客さまの為を思って、もっと親切に、もっと丁寧に書け、と言っているわけではない。
むしろ、こんなこと書かなくていいよ、と思ってしまうのだ。
へんな客が現実にいる、という事情も解らないではないが、そういう手合いには逆に、この程度の文言じゃ抑止力になるとも思えない。
本当に対応しなくてはいけないクレーマーに対しては効果がなくて、一般の 「善き顧客」 に対して不快感を与えてしまうだけの “対策” だったら、やらない方がいいんじゃないのかな・・・
そんなことを考えて、家に帰って、気まぐれにカップラーメンの容器を改めて眺めてみたところ、
『移り香注意』 ね・・・
ここまで書けば、アッパレ! というべきか。
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今日は、昼間は比較的のんびり過ごす。
朝。クロワッサンひとつ、紅茶、桃のゼリー。
昼。玉子がけ御飯と、鶏のスープ。
お早めにお召し上がりください。スープが熱いですのでやけどにご注意ください。海苔の佃煮は賞味期限を過ぎておりますがご容赦ください。
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夜は S 夫妻から、夕飯にお呼ばれされている。
車で行けば二十分ほどの距離なのだが、それじゃ飲めないので、電車で行く。