きのう、夕方。手をつけかけた断捨離をほっぽらかして、横浜に出る。
一週間おくれの母の日ディナー。両親を誘って、鶴屋町の 〔縁〕 で食事をする。
母の日もそうだが、五月は実際に母の誕生日があり、また、ミセスの誕生月でもあり、ちょっとした個人的な記念日なども重なっているため、それら諸々をいっぺんに祝ってしまおうという魂胆。
ぜんぶ食べると僕らでも腹一杯になってしまうこの店のコースを、傘寿を迎えた母はぺロリと平らげ、「ああ、おいしかった」 とニコニコしていた。
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今日は朝からミセスの実家へ。
ご両親の墓参りなどを済ませ、義兄と共にランチ。八潮駅ちかくの蕎麦屋で、もりとカツ丼、キスの天ぷらなど。
その後、すこし近所をドライブしたり、おしゃべりをしたりして過ごす。
帰り際に頂いた 〔梅むら〕 の生クリームどら焼きと、〔するが〕 の “元祖” 栗どら焼き。どちらも亀有の名店。ミセスが
どら焼き好き (?) と知って、わざわざ買っておいてくれたそうな。
大きな栗の甘露煮が丸ごと一個入った 〔するが〕 は 「栗どら焼き発祥の店」 を自認するだけあって盤石の旨さ。しかし今回は、個人的には 〔梅むら〕 に軍配を上げたい。
餡に生クリームを混ぜ込んであるという点で、どら焼きとしては異端かもしれないが、しかし、ひとつのスイーツとして完成されたおいしさがあった。
それぞれの家族と旨いものを食べて過ごした週末。
ありがたいね。小さな幸せを、しみじみと噛みしめる。