出かけたついでに、期日前投票をしてきた。
大切な一票のはずなのだが、なんだか燃えないゴミを出すときのような気分で、投票箱に放り込んでくる。
本当は投票用紙に、「わたし、このたび、野党に一票を投じましたが、これはあくまでも 『自民党には入れない』 という意思の表明でありまして、積極的に 『野党に入れた』 というわけではありませんので、そこんとこ勘違いしないで下さいね」 と書いておきたいのだけれど、投票用紙にそういうことを書くと、「はん。コイツ、なんやゴチャゴチャ書いとるけど、どうせ無効やし」 てなことになって、いつまでたっても僕の小さな声は国会に届かないことになるわけで、それではせっかく期日前に投票所まで足を運んだ労力が無駄になると思うから、結局、何の注釈も書かないまま投ぜられた僕の一票をみた野党の人たちは 「うふ。支持されとる支持されとる。俺たちはこの道を真っすぐに突き進めばよいのだな」 と勘違いして勇躍、またぞろ頓珍漢な与党批判に明け暮れるという愚を犯し、その様子をテレビなどで見聞きした僕は 「ああ、やっぱりあかんかったわ」 と、みじめな思いをする、ということが繰り返されており、そういうことが何年も続くと、「どっかで誰かが再利用すんねんな。知らんけど」 といったような、燃えないゴミを出す時みたいなパサパサの感情が芽生えてきてしまうのも無理からぬことなのである。
結果もほぼ見えているし。
ふつうに考えれば、立憲民主と国民民主が議席を減らして、その票が 〔れいわ新撰組〕 なるポッと出の新党に流れる。なんのことはない、野党どうしで票を喰い合うだけで、自公は安泰。投票率は50%に届くか、届かないか。そんなところだろう。
何から何まで予定調和の参議院などに、興味はない。いっそ無くしてしまえ。いらねえんだから、あんなもん。
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いけないいけない、書いてるうちにだんだん腹が立ってきて、つい乱暴な言葉遣いになってしまいました。
謹んでお詫び申し上げます。撤回はしませんが。